アバウトガーネット

デマントイドガーネット

gg01rnd-dm0001_1デマントイドガーネット(灰鉄柘榴石 )
Ca3Fe2(SiO4)3

等軸晶系
モース硬度:6.5-7
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.888
比重:3.84

色相・・・黄緑・緑色

デマントイド・ガーネットは、1855年にロシア(ロシア帝国時代)のウラル山脈にある二つの鉱床で初めて発見される。
デマントイドという名前は、古いドイツ語で「ダイヤモンドのような」という意味の「デマント」に由来していると言われています。
その光沢と分散がダイヤモンドにとても似ていたからそう名付けられました。

デマントイドガーネットの特徴として、

(1)クロム成分を含んでいることから、鮮やかな緑もしくは黄緑色を示します。

(2)虹色のファイア(光の分散度)の度合いは、ダイヤモンドのものよりもより高いです。
『ガーネットの王様』と呼ばれている所以は、このファイアの煌めきが、ダイヤモンドのように発するガーネットであるからでしょう。

(3)そして極めつけは、「ホーステイル(馬のしっぽ)」と呼ばれるアスベストの細かい毛状のインクルージョンを持っていること。
このインクルージョンがあることがデマントイドガーネットの証明になります。

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ロシア産の他には、アフリカのナミビア、マダガスカル、そして中東のイラン、パキスタン、アフガニスタンなどがあります。
ロシア産以外はホーステールインクルージョンはほとんど見られません。

http://www.garnetfans.jp/category/item/itemgenre/garnet-type/demantoid

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