ガーネット紀行

ツーソンからナバホの旅2019 〜蟻塚で見つかるガーネットを求めて〜Vol.1

世界最大規模と言われるミネラルショー。
アメリカ・アリゾナ州ツーソンは毎年1月下旬から1ヶ月間ほど、
街のいたる所で鉱物・宝石・化石などのイベント、
いわゆるミネラルショーが開催されている。


とても日差しが眩しい中、買い付け


博物館級の化石も展示


迫力満点の原石もたくさんあります


ガーネットの買い付けも半ばに差しかかった2019年2月4日。
ひとりハンドルを握りツーソンから北へハイウェイを飛ばした。

1日で8時間運転するのはさすがにつらいので、
中間地点でもある、セドナに1泊して、翌日ナバホをめざすことにした。

 


アリゾナ州ツーソンからナバホに向けて一人旅のはじまり


フェニックスのハイウェイは常に緊張!車線多すぎ!車飛ばしすぎ(笑)カーナビは必須!


日本とはちょっとやり方が違うカソリンスタンド。なんとか燃料補給。


どうにかフェニックスを抜け、あとはセドナまで。


夕焼けを撮影する余裕が生まれたのもつかの間・・・


街灯なし、真っ暗なハイウェイはスリル満点!?

 

慣れないアメリカの道をカーナビを頼りに、真っ暗なセドナに到着した。

パワースポットで世界的に有名なセドナ。
色々な形をした見ごたえのある巨大な赤色の岩が
この街の名所なんだろうといった印象。

日本にいる時や、現地のディーラーにスケジュールの話をすると、
セドナは「景色がとても綺麗なところですよ」と皆が口々に言うので、
翌朝起きた時にみる景色はどんなものだろう?とワクワクした。
真っ暗なセドナは、さながら目隠しされて
「まだ目を開けないでね」と言われているようだった。

そして、期待した翌早朝・・・。

なんと、まさかの雨だった。 どんよりとしてる。
パワースポットらしい幻想的な風景を期待していただけに
窓から見えた光景にはすこしがっかりした。


絶景の景色を期待しつつ・・まさかのどんより!!

 

ツーソンから向かう最終目的地は「ナバホ・パイロープガーネットの地」。

逆算して考えても午前中にはセドナをでなければならず、
明るくなってから行動開始。

朝食を摂ったあとホテルの受付スタッフに一番近くの
観光スポットを尋ねたら「Cathedral Rock」というところを教えてもらった。

ホテルから車で6分とのこと。
さっそくドライブがてら出かけてみることにした。

     

雨が降っているとは言え、その景色が目の前に現れると
「おー、きたきた!すごい!!」と口走っていた。

自然が作った造形美。晴れていたら、
空の青色と岩の赤茶色のコントラストが美しいのだろうなと思いつつも、雨のセドナ。
それはそれとして受け入れるしかない。

「Cathedral Rock」は、9時にならないとゲートが開かないので
しばらく周辺をドライブした後、スポットに向かった。
入り口で料金をはらい、駐車場へ向かった。
犬の散歩をしているひとが一人いるだけであとは誰もいない。
しばらく散歩道をあるくと、開けた場所にでた。
水たまりに写った岩を見て、昨夜泊まったホテルに似たような
構図の写真が飾られていたのを思い出した。

後で調べてみると、私が訪ねた一帯はボルテックスポイントと
呼ばれることろだったらしく、インスピレーションや感性が研ぎ澄まされるとのこと。


晴天なら寝転んだりしてるポイントみたいです

まだ雨は止む気配がないため、一旦ホテルに戻りチェックアウトの支度を整えた。
セドナの出発が遅くなると、ナバホへの到着も遅くなる。
午前中には出発したいところだ。
やむを得ずこれ以上のセドナ散策は諦めて、ナバホに向った。


天気が良ければ色んなスポットに立ち寄っていたのだが断念。しかしこの決断が運命を分けたのだった・・・

 

セドナからナバホまでざっと4時間くらいはかかりそうだ。
この地の標高は約1600メートル。(Elevation 5000と書いてあった)
カーナビのルートは山道を向かっていった。

ある程度登っていくと山肌が白っぽく見えてきた。
はじめは遠くに見える山肌。
雨で濡れて光って見えるのか?そう思った矢先、雨が雪に変わってきだした。

山肌の白いのは雪だったんだ。
そう思いながら先を進むと側道が完全に雪景色に。

問題はレンタカーということ。
幸運にもレンタカーが「Jeep」というのもあり、多少は安心材料に。
しかし、もしかしたらFR(後輪駆動)だったらどうしよう?など考え出したら
とてもブレーキを踏むことができない(笑)
車はそれほど通っていないし、オートマのエンジンブレーキをテストしてみる。
そうこうしていると、前方にパトカーが見えてきた・・・。

【拡大】右からパトカー、レッカー車、その後ろに対向車線から突っ込んでる車!!やばかった!!

対向車が滑って反対車線の側道に落ちているではないか!!
こういったのをもらっても困る。
でもとりあえず慎重に。

レンタカーで悪路はヒヤヒヤものです!※動画は音が出ます。ご注意ください。

 

山道を越えればハイウェイにでるようなので、それまでの辛抱。
そして、なんとかハイウェイまで辿り着き、多少の雨、雪はあるものの
心配するほどではない路面状況になった。


やっと峠を抜けて街へ。気分的には、ほっと一息。

しばらくすると、カーナビはハイウェイの出口を告げ、
ナバホの方角へ向かった。

一般道では、緩やかな山道をのぼった。
ちょうど直線に伸びる道の先には、雨の境目が見えた。
そこを抜けると、その先にはなんとも開放的な景色が広がってきた。

道はとにかくまっすぐ。
距離感もわからず、巨大な地球の段差とでもいうのか、
なんだか巨大すぎてわけがわからなくなる山が左右遠くに見える。

ハイウェイではないのだけれど、
路肩に止めて撮影とは簡単にいかないので、ひたすら進むことに。

左側は地図からするとグランドキャニオンの方面。
右前方が目的地のナバホのあたり。

ビュービューと風はだいぶ強くなってきた。
時折雑草が飛ばされて他の雑草とくっつき、コロコロと転がって道を通り過ぎるのが見えた。
西部劇に出てくるまさしくあれだった!!

※動画音出ます!乾草が一瞬ちらっと横切ります。わかりますか?
もう少し大きいのも横切ることがありましたが乾草は言うことは聞いてくれませんwww!!

草の塊が転がってくる様はなんとも可愛らしく思えた。
車内では現地のラジオを流しながらひた走る。
壮大な景色はしばらくすると見慣れてくるし、一本道なので眠くもなる。

すると右側にガソリンスタンドやショップ、バーガーキングの看板が見えてきた。
ちょうどいい頃合いでもあるし、アメリカに来てハンバーガーはまだ食べていなかったのでしばし休憩することにした。


観光客向けのドライブインなので価格は高め

ショップにはネイティブアメリカンの関連グッズなどがたくさん売られている。
現地の人が作りました、というコーナーもあれば、
Made in Chinaと書かれたものもある(笑)
外には観光バスがとまっていて、バーガーキング店内は韓国人観光客でごった返していた。


実は腹ペコだったので、ペロリとたいらげました!やっぱり一番大きいのにしておけば・・・

ここではハンバーガーをテイクアウト。
サイズはミディアムを注文したのだけれど、結構な大きさである。
でもどうせなら一番大きいのでも注文したほうが、
話題としてはよかったのかななんて思いながら、先を急いだ。

次の曲がり角までがとてつもなく長い。
だんだんと道沿いの雰囲気も変わってくる。
ターコイズジュエリーとかハンドメイドと手書きで書かれた看板が立てられている。
お店といっても露店に近い感じで、この寒い中では営業しているところはどこもない。
89号をひたすら進み、やっと160号へと曲がった。

 

-ガーネット紀行