【英】Pyrope Garnet【和】苦礬(くばん)柘榴石
【式】Mg3Al2(SiO4)3【屈折】1.714-1.742

ルビーのような、深紅のガーネット。
代表的なパイロープは、アメリカ・アリゾナ州産のアントヒルガーネとチェコのボヘミアンガーネット。

アメリカ・アリゾナ産
NavajoNationナバホ居留地、アリゾナ砂漠で産出。この地のパイロープは、別名アントヒル(蟻塚)ガーネットと呼ばれている。
なぜ蟻塚なのかというと、文字通り「蟻の巣」の”蟻塚”。蟻が巣をつくるときに地中のガーネットの結晶が邪魔で外に運び出し蟻塚の巣の周りで発見されると言われている。
2019年2月、実際にナバホを訪れ本当に蟻塚で見つかるのか確かめに行った。アリゾナ州ツーソンでの買い付けの合間に単独、弾丸スケジュールで現地へ向かった。安易に考え向かったその先に待ち受けていたのは・・・
「ツーソンからナバホの旅2019 〜蟻塚で見つかるガーネットを求めて〜」
https://www.garnetfans.jp/blog/buyingtrip/anthill2019-1

チェコ・ボヘミアンガーネット
その国を象徴する石、「国石」というのがあるのだが、中央ヨーロッパのチェコ共和国の国の石は「ガーネット」である。ガーネットファンズでは2016年に実際にチェコに行き、ガーネットを探ってみた。詳細は当サイトの買付レポートを見て欲しいのだが、首都プラハのジュエリーショップでは「ガーネット」と書かれた看板がいたるところで目につく。現在でも採掘が行われている”Podsedice”にも取材で訪れた。