【英】Pyrope Garnet【和】苦礬(くばん)柘榴石
【式】Mg3Al2(SiO4)3【屈折】1.714-1.742

ルビーのような、深紅のガーネット。
代表的なパイロープは、アメリカ・アリゾナ州産のアントヒルガーネとチェコのボヘミアンガーネット。

アメリカ・アリゾナ産
NavajoNationナバホ居留地、アリゾナ砂漠で産出。この地のパイロープは、別名アントヒル(蟻塚)ガーネットと呼ばれている。
なぜ蟻塚なのかというと、文字通り「蟻の巣」の”蟻塚”。蟻が巣をつくるときに地中のガーネットの結晶が邪魔で外に運び出し蟻塚の巣の周りで発見された、という言い伝えから”アントヒル”と呼ばれています。実際に「蟻が運んでいる」というわけではないとは思うのだが、結晶自体はそれほど大きいものではない。原石からカッティングしたとしても1カラットを超えてくるものは極めて少ないことから「蟻でも運べる大きさ」という意味合いもあるのだろう。また、一般的なパイロープガーネットよりクロムの含有量が多いことからクロムパイロープガーネットとも呼ばれています。コマーシャルネーム(商業名)だが「クロムパイロープ”アントヒル”ガーネット」などと呼ばれる。

チェコ・ボヘミアンガーネット
その国を象徴する石、「国石」というのがあるのだが、中央ヨーロッパのチェコ共和国の国の石は「ガーネット」である。ガーネットファンズでは2016年に実際にチェコに行き、ガーネットを探ってみた。詳細は当サイトの買付レポートを見て欲しいのだが、首都プラハのジュエリーショップでは「ガーネット」と書かれた看板がいたるところで目につく。現在でも採掘が行われている”Podsedice”にも取材で訪れた。